電子ブックリーダー
電子書籍を閲覧するための専用端末のことである。電子書籍とは古くより存在する紙とインクを利用した印刷物ではなく、電子機器のディスプレイで読むことができる出版物であるが、Amazon.com(アマゾン)のキンドルに代表される専用端末で読むことのできるコンテンツが市場の広がりとともに一般的になってきている。
電子ブックリーダーのその他の呼称については、電子書籍ビューワー、電子書籍専用端末、デジタルブックリーダー、Eブックリーダー(英語ではこの他にereaderという単語もある)といった呼称が存在する。3Gの無線通信機能を備えたキンドル以前と以後では大きくその性能が変わっていることが特色で、通信機能により手軽にコンテンツを供給できるプラットフォームを構築したアマゾンのキンドルストアにおいては、電子版の売り上げが対紙版比で飛躍的に向上しているとされる。また広義でいうと電子辞書も、国語辞典や英和辞書などの電子コンテンツを閲覧するための専用端末ということで電子ブックリーダーの一部であるとみなすことができる。
これまでは爆発的な普及という領域には至らなかったが、2007年9月に発売されたアマゾンのキンドルは3G通信機能と膨大な蔵書を要したキンドルストアと呼ばれるオンライン書店を設置し、アップル インコーポレイテッド(アップル)がiTunesで見せたような垂直統合型と呼ばれるビジネスモデルを完成させたため、利用者が激増した。2009年のクリスマスセールではアマゾン自らが、キンドルがアマゾンで最も売れた製品であるということをアピールし、同時に電子版のコンテンツが紙版の売り上げをしのいだと発表した。 また電子ブック専用の端末ではないが、アップルが2010年4月3日に世界に先駆けて北米で発売したiPadも電子書籍専用の配信プラットフォームであるiBooksをApp Store経由のアプリを通して搭載することが可能であり、電子書籍市場で圧倒的なシェアを誇っていたアマゾンに反撃を加える様相となった。日本でのiPadの発売は当初(北米を除いた世界の他の地域と同じく)2010年4月下旬を予定されていたが、北米による需要が大きかったことを理由に、5月下旬へと延期されることが発表された。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
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